エイズ(HIV)の症状・感染原因・治療方法とは?

エイズ(HIV)とは?

エイズとは後天性免疫不全症候群と呼ばる病気のことで、英語表記「Acquired Immunodeficiency Syndrome」の頭文字をとってAIDS(エイズ)と呼ばれています。
HIVウイルス(ヒト免疫不全ウィルス)に感染すると免疫細胞に影響を与え、数年から数十年の潜伏期間を経て免疫力や抵抗力を低下させます。
その結果、様々な感染症にかかりやすくなったり、悪性腫瘍などを引き起こしてしまいます。
HIV感染後は自覚症状のない潜伏期間が長く続き、放置すれば発症率と死亡率がともに高いのが特徴です。
HIVは完治させる方法はまだ発見されていません。しかし、早い段階で治療を開始してHIVの増殖を抑えることで、進行を食い止めることは可能なので、早期発見が望まれます。

母子感染について

HIVに感染している母体を通じて妊娠中や出産時、授乳時などに子供に感染する場合があります。
しかし事前に抗ウイルス薬を使用したり、帝王切開で出産する事で母子感染率を軽減することが可能なので、事前にHIV検査をして早めに措置をとっておくこと子供への感染の危険性をかなり下げることができます。

 

症状について

HIVに感染すると、感染後1〜2週間程度で全身のだるさや発熱、関節の痛みなど風邪に似た症状が現れる場合がありますが、数日で症状が治まることがほとんどです。インフルエンザのような症状がでる場合があります。
その後は数カ月から数十年は無症状のまま免疫力が低下していきます。この時期を潜伏期間と呼びます。
病気が進行すると免疫不全に陥って、健康であれば感染しないような病原体に侵されたり、悪性リンパ腫、悪性腫瘍、がんなどの合併症を引き起こし、死に至ることもあります。

 

感染原因について

性行為による性感染、HIVウイルスに感染している血液が傷口や粘膜に直接触れたりした場合による血液感染、HIVに感染している母体を通じて妊娠中や出産時、授乳時などの母体感染が原因となります。
コンドームを使わない性行為、オーラルセックス、性器具の共用などは感染の原因となりうるので、感染者との無防備な性行為には注意しましょう。

 

治療方法について

現在はHIVを完全に消滅させることは不可能です。しかし、抗ウイルス薬を用いた治療を行うことで、HIVの増殖を抑制し、免疫力の維持することで、様々な病気の発症(エイズ)を防ぐ効果が期待できます。
以前は死に至る病気と恐れられていましたが、現在は継続的に治療を行うことで長期的に健常時と変わらない日常生活を送ることができる慢性の感染症と位置づけられるようになりました。
治療を早く始めるためには、早期発見が欠かせません。HIV感染の疑いがある場合は、まずは一度検査してみることをお勧めします。