クラミジア感染症の症状・感染原因・治療方法とは?

クラミジア感染症とは?― クラミジア・タラコマティスが原因

クラミジアは最も多い性感染症で、最近では18歳〜19歳の女性の10人に3人がクラミジアに感染している疑いがあります。また女性の感染者の5人に4人は自覚症状がないと言われています。
クラミジアは細菌とウィルスの中間に分類されている微生物です。
結膜炎などを起こす原因となる病原体ですが、性行為によって生殖器障害を起こす病気を引き起こします。
主に泌尿生殖器に感染し、その感染数はすべての性病の中で最も多いと言われています。
また、オーラルセックスの増加により咽頭(のど)に同時感染する症例が多いのも特徴です。
男女共に感染しても無症状の場合が多く、感染を早期発見することが蔓延を食い止める最善の方法です。

母子感染について

クラミジアが子宮頸管に感染している場合、胎児が分娩時にその部分を通ってくる時に感染する危険性があります。
感染すると、出生後、胎児が反円や結膜炎を起こすことがあるため、妊娠中にクラミジア感染が発覚した場合には治療を行って母子感染を防ぐ必要があります。

 

症状について

症状が比較的軽く、感染に気付きにくいという特徴があります。
男性の場合は、感染して1〜2週間で軽い排尿痛や違和感があり、白色の分泌液が出る場合もあります。
しかし感染者の半分は、こういった症状さえもほとんど自覚していないことが多いです。
感染が進行すると軽い痛みや腫れを感じ、さらに広がると慢性の精肝炎となり無精子症や慢性前立腺炎になる場合もあります。
女性の場合は、ほとんど自覚症状はありませんが進行すると不妊症の原因になったり、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎などを起こして激痛を伴うこともあり、男性よりも女性の方が不妊症など、深刻な身体的影響を受けやすいのが特徴です。

 

感染原因について

血液、精液、膣分泌液によって感染するため、一般的に性行為によって感染する場合が多くなっています。
コンドームを使わない性行為、オーラルセックス、性器具の共用などは感染の原因となりうるので、感染者との無防備な性行為には注意しましょう。

 

治療方法について

クラミジア感染症の治療には、2週間ほど抗菌薬を服用するのが一般的です。
市販薬はないので、医療機関を受診し医師の診断を受け適切な治療薬を処方してもらいましょう。

 

 

咽頭(のど)へクラミジア感染について

オーラルセックスにより性器から咽頭(のど)にクラミジアが感染することがあります。また逆にのどから性器への感染も起こります。
最近は”イソジン”などでのどを殺菌すれば移らないだろうと安易に考える人が多く、咽頭クラミジア感染者や咽頭淋病感染者が増加傾向にあります。さらに高い確率で性器クラミジアと咽頭クラミジア、淋病の同時感染が見られます。

 

咽頭感染はほとんど自覚症状はありませんが、稀に扁桃腺炎や咽頭炎などを発症し、のどや扁桃腺の腫れと痛み、発熱、咽頭痛といった風邪に似た症状が出る場合があります。
もし性行為後、約1週間ほどしてからのどが荒れたりだるさなどの症状で、風邪かも?と思うようなことがあれば、咽頭クラミジア感染の可能性も頭に入れておきましょう。

 

多くの場合は慢性的に感染が続き、自覚症状がないまま潜伏感染するので、完治するまでに長い時間がかかります。
通常、咽頭クラミジア感染の治療には抗生剤を1〜2週間投与します。市販薬はなく、性器のクラミジアや淋病に比べて完治しにくいので、しっかりと医療機関で検査・治療を受けましょう。