カンジダ症の症状・感染原因・治療方法とは?

カンジダ症とは?

カンジダ症はカンジダという真菌(カビの一種)が感染して炎症などを引き起こす病気です。
真菌はもともと人の体のあらゆる部位に常在しており、特に皮膚や口の中、性器などカビが好む湿度や温度が高いところに多く存在しています。
このカンジダによって普段は症状が現れることはありませんが、心身のストレスにさらされたり、免疫力が落ちている場合、妊娠や抗生物質の長期服用などをきっかけに増殖しやすく、皮膚の痒みといった炎症を引き起こしてしまいます。この炎症が膣内で起こるとカンジダ膣炎と呼ばれます。

母子感染について

出産時にカンジダ膣炎の治療が完了していなければ、母親よりも赤ちゃんに影響が出てしまいます。
乳幼児は出産時に産道をくぐりぬけるときに、母親の膣から感染してしまう場合が多く、もし感染してしまうと赤ちゃんに鵞口瘡(がこうそう)や皮膚炎といった症状が現れる危険性があります。
新生児が鵞口瘡を発症すると、舌にびっしりと苔のような白いカビが発生して、痛みのために哺乳量が減るなどの症状を見せる場合があります。

 

症状について

女性の場合は、性器周辺や膣内などに特に症状が出やすく、外陰部に激しい痒みやひりひり感が生じたり、膣炎を起こしている場合は白いおりものが多量になり、チーズ状のような白いかたまりが膣口を覆うことがあります。慢性化するとおりものの量や腫れも多少弱まりますが、外陰部の皮膚は強い痒みを伴います。さらには流産早産の原因になることもあります。
男性の場合は、明らかな症状が出ることは少ないのですが、亀頭包皮炎を起こす場合があり、潰れやすい小さい膿を持った発疹ができたり、かゆみや皮膚の一部がかぶれたように赤くなります。

 

男性の場合は女性ほど痒みなどの強い症状が出ないため、気付かないうちに女性に感染させている場合があります。少しでも自身やパートナーがそれらしき症状を発症した場合は、お互いに感染させてしまう前に一度検査を受け、治療してもらいましょう。
さらに、カンジダ症は再発しやすいため、完全にカンジダがいなくなるまで根気よく治療していくことが大切になってきます。

 

感染原因について

性行為により粘膜感染することがあります。
コンドームを使わない性行為、オーラルセックス、性器具の共用などは感染の原因となりうるので、感染者との無防備な性行為には注意しましょう。
またカンジダ菌は膣・外陰部に常在する菌なので、体調不良や免疫力の低下により症状が現れる場合もあります。(自己感染)
多汗やナプキン、たんぽんの使用などは局所の湿潤によりカンジダ症を生じやすくなりますので、通気性のよい下着を選び、ナプキン類はこまめに交換するよう心がけましょう。

 

治療方法について

一般的に抗真菌薬の膣錠や軟膏の塗布で治療します。
症状は2〜3日でよくなりますが、完全に治すには、約10日間かかります。
何度も繰り返す人や、なかなか治らない人には内服治療をする場合もあります。